「木の芽時」という言葉を初めて聞きました。
知っている人のが少ないですよね。
3月から4月を『木の芽時』と呼び、体を大きく分類した五臓(肝心脾肺腎)の中の肝の季節と考えられています。
そのことから体の衣替えが始まる時季を『肝木の春』とも呼んでいます。
漢方の考え方では、肝は血液を溜める銀行の働きと共に自律神経のバランスを調える働きを担っている臓器とされています。そのため、体の衣替えや生理などで多くの血液が必要となる時には、肝に溜めてあった血液が使われることで通常は衣替えが順調に終了します。
しかし、普段から貧血気味の方や冬の間に病気や過労、ストレスなどで十分な血液を蓄えられなかった方は、肝の血液を使い過ぎることで肝の働きも低下してしまい、自律神経のバランスも崩れ易くなって下記のような症状が出やすくなってしまいます。体調を調えて無理のない生活をおくるように心がけましょう。
木の芽時に悪化しやすい症状 ●怒りっぽい・イラつきやすい
●めまい・耳鳴り・頭重・頭痛・肩こり
●生理不順・生理痛・更年期障害
●胃痛・胃腸の不快感・食欲不振・便通の異常
●寝つきが悪い・途中で目が覚める・睡眠への満足感がない
●抑鬱感・やる気が出ない・全身の疲労感
●手足のしびれ・筋肉のひきつり
●目の疲れ・充血・乾き目・抜け毛
●神経痛・手足のしびれ・リウマチの疼痛 など
これは、まさに、先々週までの私の状態です。
毎年こんな気分になります。
先週初めにようやく山場を過ぎて、上昇気流に乗れた気がしたのですが、
貧血でふらふら~が始まりました。
春が始まる前はこうなるのだと意識できるようになってからは、
2月3月は旅行に行ったり、色々イベントを入れて
考える時間があまりないような生活を心がけています。
一説では、誕生月前にはこのようなことがあるそうです。
昔々、同じ話を学生の時に聞いたことがありました。
とても納得しました。
周囲でも同じようなことを言っている人が、結構います。
「なぁんか、この時期ってパッとしないんだよねー」
「あぁ、やっぱり春前はだめね、だるいしブルー」
「最近すごくネガティブモードになっちゃうの」
そうですよ、これは時期的な要因が大きいです。
貧血がひどくなるのもこの時期が多いような気がします。
まぁ、季節の変わり目には色々と不調になりがちですしね。
とにかく、だるい、だるい、だるーい。
気持ちがどんよーりしているので、些細なことが気に障ります。
「無理して笑顔」は、とてもつらいです。
でもね、大人は仕事中は特に、何があっても笑顔で感じよくしていないといけないのです。
「チッ、めんどくせーなー」
なぁんて、言っちゃあいけないのです。
しかし、先日、思わずつぶやいてしまい、冷や汗が出ました。
友達とたくさん話したり、家で好きなことに没頭したり、
ヨガに行ったり、あれこれしながら、1日1日過ぎていくうちに
徐々に気分はブルーからグリーン、
そしてちょっとピンクに変わってきたような気がします。
つまらないどうでもいい話を延々と聞いてくれて、
心配してくれる友人たちに心から感謝感謝です。
どんな場面でも、『人』は大切ですよね。
「人は城、人は石垣、人は堀」
気分は平常に戻りつつあるので、あとは体調です。
貧血は1日1日少しずつよくなってきています。
じっくり待つこととします。